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VSCodeのCMakeToolsのUIからCMakeプロジェクトをconfigure&ビルドする際にパラメーター、設定をプロジェクト別に設定する

··844 文字·2 分·
プログラミング VSCode CMakeTools
著者
Admin
目次

やりたいこと
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タイトル通り、🔗VSCodeのCMakeToolsのUIからCMakeプロジェクトをconfigure&ビルドする際にパラメーター、設定をプロジェクト別に設定したい。
プラグインのGUIからビルドしないとclangdが反応してくれなかったりする(?)のでGUIからビルドしたい。

関連ドキュメント
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vscodeのsettings.jsonとその書式について: 🔗https://code.visualstudio.com/docs/getstarted/settings#_settingsjson
VSCodeCMakeプラグインの設定について: 🔗https://github.com/microsoft/vscode-cmake-tools/blob/main/docs/cmake-settings.md

手順
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設定したいCMakeプロジェクトに.vscode/settings.jsonを作成。
Ctrl + Shift + P -> Prefernces: Open Workspace Settings(JSON)を選択しても作成できる。

VSCodeのGUIの設定->CMakeToolsから弄ることもできるがミスってグローバルのを編集してしまったりすると面倒なのでワークスペース用のsettings.jsonを直接いじる方法でやる。

作成したらCMakeの設定を追加すればOK。

今回は例としてCMakeをinvoke(cliのcmake ..)する際に-DXXXを渡すようにする設定を追加する。

.vscode/settings.json

{
    "cmake.configureSettings":{"CMAKE_PREFIX_PATH":"/home/nisety/Qt/6.5.0/gcc_64/"},
}

のようにcmake.configureSettingsにkey:valueのペアを含むJsonオブジェクト渡してあげれば良い。

これがcmakeのcliの

cmake .. -DCMAKE_PREFIX_PATH=/home/nisety/Qt/6.5.0/gcc_64/

に相当する。

prefixの-Dはいらないので注意。

cmake.configureSettingsについては上記の関連ドキュメント内を検索すればでてくる。

これでVSCode CMakeプラグインのGUIからビルドした際にもcmakeに必要な情報が与えられ無事ビルドできる。
やったね!

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