動機 #
自分が断薬した際に離脱症状がきつくて色々調べ回ったがあまり情報がなかったので。
正確に言うと、情報自体はそれなりにあったがベンゾ離脱の症状は多岐にわたるので自分と同じ症状の情報が少なかった。
探している人にとっては価値があると思うのでまとめて残しておくことにした。
なにかの参考になれば幸いだ。
ベンゾジアゼピン系抗不安薬とは #
いわゆる精神安定剤。
マイナートランキライザー、抗不安薬とも呼ばれる。
即効性にすぐれるのが特徴。
この記事にたどり着く人は利用者がほとんどだと思われるので解説はwikipediaにまかせておく。
ベンゾジアゼピン離脱症候群とは #
ベンゾの断薬した際に起こる様々な症状のこと。
主に服用していた薬 #
断薬前の処方は当時、ベンゾが2種までしか出せないようになった後だったので、
- レスタス 常用
- リボトリール(ランドセン) 頓服 だった。
処方以外に規制されるまではオオ○カ堂でエチゾラム(確か)を個人輸入しまくっていた。
やってる人はかなりいたはず。
断薬方法 #
諸事情で数ヶ月ほど監禁されたので一気断薬することになった。
一気断薬のわりに症状が軽いのは監禁前から半減期の長いレスタスを断薬しており、頓服を必要なとき服用するだけになっていたからだと思う。
離脱症状 #
- 3日目あたりから後頭部の感覚がおかしくなった。(今は問題ない)
叩いたりしても感覚が弱くなっていた。 - 右上腕の筋肉の違和感
違和感は言葉にしにくいが当事者には伝わるはず。
今でも残っている。 - 足の痺れ
最初は歩くのがきついほどジンジンしていたが今は痺れは弱く、慣れているので気にならない。 - 光過敏
太陽の光が眩しすぎて目を開けられない 今は治っている - お尻の筋肉、肉の違和感
座ったときに感覚がおかしい - 異様な喉の乾き
水を飲んでも喉の乾きが収まらない - 飲み込みや嚥下に違和感がありスムーズにいかない
今でも多少残っている
疲労時や射精後に痺れが強くなる気がする。
特に射精については前にネットで他のユーザーと対話した際に同様の症状が起こると聞いたことがあるので興味深い。
寝る前にも敏感になったりするので副交感神経とも関係があるのかもしれない。
最初はこれがずっと続いたら耐えきれるか不安だったが、一部の症状がなくなったり、弱まったりして慣れたので今はどうでも良くなっている。
何かの参考になれば幸いだ。
ついでに言うと飲み続けるのはおすすめしない。
環境を変えたり、認知療法的な選択肢を検討できるのであれば考えてみたほうが良いと思う。
自分は最近そういったことの重要さを理解し始めてきた。
例えば仕事が辛いので精神安定剤を飲んで出社しているみたいな話はよく聞くが、その場合、なぜ辛いのか、本当にやる必要があるのか、薬を飲むことで一時的に楽になるかもしれないがそれをいつまでも続けることが可能なのか、他の選択肢はないのかということも考えておいたほうが良い。
使い続ければ耐性がついてくるので量が増えていく。
利用するのであれば、あくまでも一時的な補助として用いることをおすすめする。
まあ、結局人によって状況は違うので何とも言えないが。
ベンゾは自殺などのリスクと関連があると言われている。
Prescribed Benzodiazepines and Suicide Risk: A Review of the Literature: 🔗https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/28257172/