聲の形とは? #
🔗https://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%81%B2%E3%81%AE%E5%BD%A2
聲の形のオリジナル版、リメイク版などの違いについては以下の記事を参照。
🔗「聲の形」にはいくつのバージョンがある?
あらすじ #
小学校時代、聴覚障害の転校生、西宮 硝子をいじめていた主人公、石田将也。
あるときいじめがエスカレートして硝子の親が学校に乗り出してきて問題になってしまう。
クラスのほぼ全員が直接的、間接的に硝子をいじめていたのにも関わらず、掌返しで将也一人に責任が擦り付けられ今度は将也がいじめの標的になってしまう。
中学、高校でも小学校時代の行いの噂と人間不信のせいで常に一人だった将也。
過去と向き合うために硝子に会いに行ってそこから物語が進む話。
感想 #
シナリオ&テキスト #
主人公が自殺を決意したり、友情崩壊したりする内容だが、重みを全く感じなかった。
自分の感覚ではどう考えても復縁できないような状況、関係でも一瞬で復縁するので、マンガだなぁという感想を抱いた。
自分の人生では裏切りから人間関係が回復したことはたぶんない。
軽すぎるよ。
この作品の評価を見ていると、心理描写や人間関係の描写の深さ、リアルさについて言及されていることが多いが、全く同意できない。
自分が人間関係を重く捉えすぎているだけでもっと軽く捉えている人の方が多いのかもしれない。
何が言いたいのか省略、誇大していうと、
本物の闇を経験した俺からしたらままごとにしか思えん
こういうのは俺らみたいな闇系に任せてのほほん日常書いとけばいいと思う
圧倒的に暗い経験がたりない
ガソリンの味とか知らんだろ?
ということだ。
絵 #
良かった。
特に硝子の絵は魅力的だった。
かわいいしポニーテールとかうなじとかもこだわりを感じた。
背景絵も好みだった。
まとめ #
結末は気になったので最後まで読んだが、普通だった。
コミカルすぎる。
読むのはおすすめしない。
🔗Amazonのレビューを見ると、★5が多く、ものすごく絶賛されている。
はっきり言って違和感を感じる。
普通の本で言う ベストセラー のような作品なのかもしれない。
商業的な観点では成功している作品なのは間違いない。
宣伝、広告の影響 #
ネット広告というシステムの影響がかなり大きいと感じる。
漫画に限らず、どんな製品やサービス、作品でも金を注ぎ込んでSNSや動画サイト、Google広告やインフルエンサーを通して宣伝するだけで話題にすることができる。
もちろん、広告は金がかかるが、ある程度の組織であれば十分に利益を回収できる。
広告やSNS、レビューを通してマジョリティーの評価はいくらでも操作できる。
そうして"面白い作品"や"素晴らしい製品"が流行する。
特にレビューブログ等ではアフィリエイトで商品を読者に買わせることによって仲介料を得ることができるので、製品が鬼pushされることになる。
もちろん論理的には宣伝されているから必ず悪い商品というわけではないが、個人的なヒューリスティックによると広告で良いものを見つけることは少ない。