平面上の直線の方程式 #
\(xy\)平面における直線の方程式は $$ ax + by +c = 0 $$ で与えられる。
導出 #
中学数学で習ったとおり、傾き\(t\)切片\(n\)の直線は $$ y=tx+n $$ である。
この形式では\(x\)軸に垂直な直線は傾きが定義されないため、表すことができない。
任意の直線を表す式を得たいので、先程の直線にくわえて $$ x=k $$ という\(x\)軸に垂直な直線の方程式を考える。
ふたつの方程式は適切に変形すると\(ax+by+c=0\)の特殊な場合であることが分かるので\(ax+by+c=0\)で任意の直線を表すことができる。
空間上の平面の方程式 #
三次元空間における平面の方程式は $$ ax + by + cz + d = 0 $$ で与えられる。
\((x, \space y, \space z)\)は空間上の任意の点。
この平面は法線ベクトル\(v =\begin{pmatrix} a \\ b \\ c \end{pmatrix}\) をもつ。
導出 #
これはちょっとだるい。
まず、平面\(P\)は空間上のある点\(p=\begin{pmatrix} x \\ y \\ z \end{pmatrix}\)を通って \(p\)を始点とする平面に垂直な法線ベクトル\(v=\begin{pmatrix} a \\ b \\ c \end{pmatrix}\)をもつと考えることができる。
任意の点\(q=\begin{pmatrix} i \\j \\ k \end{pmatrix}\)が平面\(P\)上にあるということは、 法線ベクトル\(v\)と\( q - p\)(もしく\(p - q\))が垂直であるということである。
つまり、内積を使って表すと $$ (v, \space q - p)= (v,\space q) + (v,\space -p) = (v,\space q) - (v,\space p) =0 $$ を満たすとき、\(q\)が平面\(P\)上に存在する。
内積の定義より\((e,\space f + g)=(e, \space f)+(e, \space g)\)と
\((k e,\space f)=(e,\space kf)=k(e,\space f)\)が成り立つ。
ここで、成分で考えると $$ (v, \space q) - (v, \space p) =0 \\ (\begin{pmatrix} a \\ b \\ c \end{pmatrix}, \space \begin{pmatrix} i \\j \\ k \end{pmatrix}) - (\begin{pmatrix} a \\ b \\ c \end{pmatrix}, \space \begin{pmatrix} x \\ y \\ z \end{pmatrix}) = 0 \\ a i + bj + ck = ax + by + cz $$
ここで無理やり\(d = ax + by + cz \)として $$ ai + bj + ck = d $$ とする。
文字をうまく選んだつもりだったがうまくいかなかった。
まあ本質ではないのでどうでも良いが。
感想 #
忘れていたので。
というか学習したことなかった可能性すらある。
それすら何も覚えていない。
めちゃくちゃ久しぶりにごちゃごちゃした具体的な式変形をしたので疲れた。
式はごちゃごちゃしていてもやはり高校数学の範囲のはずなので情報が少ない。
空間上の直線の方程式も学習したが書くのは面倒なので書かなかった。
思ったより簡単ですぐに追えたが成分表示したときの方程式はごちゃってるのでそういうのをたくさん暗記しないといけない受験生はかわいそうだと思った。
試験ではその場で導出するにしても本当に毎回一からやるわけにもいかないのでやはりある程度基本は暗記する必要がある。
自分は暗記力と記憶力がかなり弱いので試験は嫌いだ。