概要 #
イヤホンが断線したので、ケーブルを自力で付け替えた。
イヤホンが断線した #
1月の中旬ごろにイヤホンが断線しかけているのに気がついて、そのまま使用していたが一週間ちょい前ぐらいについに片方から音が鳴らなくなった。
新品を購入するか、自力で修理するか #
高いイヤホンではないので新品を購入しても良いのだが、長年使用しているヘッドホン(俺からしたら良い値段の)がそろそろ断線しそうであり、その修理を業者にやらせるとぼったくられたり、高く付いたりするので、今回のイヤホンを自力で修理して練習&知見を得ておいて、ヘッドホンが壊れたときに自力で修理しようと考えた。
修理 #
というわけで、イヤホン修理クエストが始まってしまった。
道具 #
- 替えのケーブル
Amazonで購入。
🔗https://amzn.asia/d/fWsde64
線が片側から2本出ているが、それぞれ機能が異なるので製品情報などをよく確認すること。
大抵、銅色がグランド線で赤が右耳の音、青が左耳 の音らしいが、必ず確認しよう。 この先っぽをイヤホンの基盤(?)に接続する - はんだごて 🔗太洋電機産業 goot グット KS-40R [はんだこて40W]
- はんだ
🔗太洋電機産業 goot グット SD-85 [音響部品用はんだ] - はんだ吸い取り線(はんだ吸取線)
元からあるはんだを取り除きたいときや、ミスってつけすぎた時にあると良い。
俺は用意していなかったが、後者の問題でかなり苦労したので用意しておくことをおすすめする。 - 精密ドライバー
ATH-CKR50
の場合はPH 000
だけあればok(中を分解して初めて知った)だが、この先も色々使うと考えたので、ITPROTECH アイティプロテック IPT-TK122 [精密ツールキット]
という商品を購入した。
ITPROTECHはモニターなども販売しているようなので、得体の知れないメーカーのものよりは(勝手な直感で)はずれなさそうだと考えて決めた。
PH 000
については🔗List of screw drives、🔗プラスねじの頭形状とプラスドライバーの先端種類あたりを参照してくれ。
PH
はフィリップスドライバーから来ているらしい。 - 接着剤
イヤホンによっては接着剤でパーツが固定されているので。
ATH-CKR50
もそうだったが、見た目はどうでも良いので修理後はセロファンで止めた。
そこら辺が気になる場合は接着剤が必要だ。
何度も修理することを考えると、ブロワーで温風を吹くと溶けるような接着剤が良いと思う。
あるか知らんが。 リサーチ必須。
修理本編 #
ものはこんなかんじ。
右左に分かれるY字の部分の上で断線しており、Y字の部分は取り外せないのでケーブルごと変えることにした。
爪で隙間をこじ開けると、接着が弱くなっていたので簡単に開いた。
付着している粉みたいなやつとかは内部の接着剤のカスなので無視してくれ。
基盤がないほうに3つのPH 000
ネジがあったので、全部外すと、更に分解される。
その後、はんだを溶かして線を分離させる。
分離させたら、そいつを引っこ抜いて、新しい取り替え用の線を通す。
グランド線と音声の線を間違えないように気をつけてはんだづけして、組み立て直してセロファンで止めて修理完了。
イヤホンジャックをPCに刺して、
を視聴して音声が問題なく流れるかどうかテストした。もう片方も同様に修理した。
留意したほうが良いこと #
体験した上で。
- 分解する際に段階ごとに写真を撮っておく
はんだづけをする際に線をどの向きにするか、線でコブを作る際にどのようにするか等、写真を撮っておくと間違えにくい - 都度確認して問題がないか確かめながら作業する
- ネジがめっちゃ小さいのでなくさないようにトレイやケースにしまっておいたほうが良い
イヤホン、ヘッドホン、オーディオ機器について考えたこと #
もし、新品を買うのであればATH-CKR50を買わずにケーブルを用意に着脱できる(リケーブル?)製品を買うだろう。
ATH-CKR50はケーブルのY字の部分が断線しやすそうに見える。
ヘッドホンは同メーカー、audio-technicaのものを使用している。
PCの背面に刺すと重力でケーブルに負担がかかり、そこが断線しそうなので、🔗安価なオーディオ延長コードを購入してその負担をそいつに押し付けることにした。
これはもっと早くからそうしておけばよかった。
音質への影響は分からないが。
ヘッドホンとイヤホンはまじで音質が違いすぎるので、理由がないのであれば高価なイヤホンを買うぐらいであれば、(それなりの)ヘッドホンをおすすめする。
おわり #
良い体験ができた。
ヘッドホンも断線ぐらいであれば自力でなんとかできそうだ。
それとは別に開放型のヘッドホンがほしい。