ネタバレあり。
ネガティブなので、見たくない関係者やファンは各々注意してください。
Charlotte #
おおまかな内容 #
思春期の少年少女の一部が特殊能力を持つ設定。
主人公は他人に5秒だけ憑依できる能力で女の子のスカートをめくってパンツを見たり、試験中に他人に乗り移りまくってカンニングでエリート高校に首席で入学するなどやりたい放題していた。
別高校のヒロインの友利奈緒に悪行の証拠を捉えられ、友利の相手一人だけから認識されなくなる能力で殴る蹴るの暴行を加えられ、“生徒会"に加入させられることになる。
生徒会には他の能力者も在籍している。
活動内容は、自分たちと同じ能力者を探して、能力を使って目立つことで能力を利用しようとする研究組織などに捉えられないように忠告するため。
展開ネタバレ #
- 妹の能力が開花して暴走してしまい、死亡する
主人公は闇堕ちして放浪してしまう。
実は友利が認識されない能力を使って常に近くにいて、妹のオムライスを再現することによって闇堕ちから回復。 - 主人公と妹には実は兄がいるが、能力によって記憶から削除されていた
兄の能力はタイムリープ(回数を重ねるごとに視力が落ちていく、目が見えないと使えない -> 回数は有限)
研究施設に監禁され、解剖されたり殺処分されそうになった主人公たちは能力を駆使して隔離されている兄の元に辿り着き、彼のタイムリープで現状の悲劇を回避する可能性に賭ける。
タイムリープで過去の仲間と協力して未来を変えようと奮闘するが何度も失敗する。
最後の視力を失う一回で学校の設立に成功する。
その学園が、友利達の通う能力者を保護するための箱庭である。 - 妹はタイムリープで救われる
- 主人公の本当の能力は、“略奪”
憑依した相手の能力を奪うことができる。
相手は能力を使えなくなる。 - 恐喝されて兄の親友と友利が捕らえられてしまう。
タイムリープを会得した主人公が現場に派遣されるが、目を潰されてタイムリープできなくなってしまう。
妹から奪った"崩壊"の能力が暴走してしまい、建物が崩壊してしまう。
兄の友人は落下物から友利を庇ってしまい、瀕死の状態のところに兄が駆けつける。
もう… いいよな… と🔗AIRネタのような展開で死亡。
兄は塞ぎ込んでしまう。 - 物語終盤では主人公が地球上すべての能力者の能力を奪って、兄が創り上げた研究所で開発された能力の無効化ワクチンを打つことによって地球上から能力がなくなる(-> 能力にまつわる争いや悲劇がなくなる)
過酷な行いの代償として多くの記憶を失った主人公は友利のことを忘れてしまう。
友利は主人公に自分たちは恋人同士(主人公は友利に告白しており、行いの前に、無事に帰れば恋人になると友利が言っていた)であることを伝え、ハッピーエンド。
完全に他人に戻ったわけではなく、行いの出発前に友利が主人公に渡したリング式単語帳を主人公は最後まで大切に保持しており、なぜか大切なものという記憶が残っている描写。
あと、能力の根源はCharlotteという彗星の接近による影響。
感想 #
作品とその内容について特に感想は浮かばなかった。
OPは力を入れたのかな?と思った。
特に好みのキャラはいなかった。
妹については、エロゲで年齢不相応な振る舞いをする妹キャラを食いすぎているのでもうお腹いっぱいだ。
ある程度世界設定が分かってきたあたりから怒涛の急展開でエンドまで走ったので、アニメで物語をやるのって難しいのかもなと考えさせられた。
コストも漫画やノベルゲームなどより嵩むだろから、どうしても話数(Charlotteは13話)が短くなってしまう。1
ヒットするかもどうかわからないアニメに投資しすぎる訳にもいかんしね。 ヒットしたらシナリオを伸ばす、しなかったら丸く収める。
Charlotteの目玉 #
CharlotteはKey作品であり、能力モノ。
自分は能力モノはあまり好きではない。
Key関連から同じく能力モノの🔗Rewriteが出ている。
そちらは能力要素の他に集団にうまく適応できない主人公の劣等感や焦りといった暗い要素が含まれている点が好みだった。(原作。 アニメ版は未視聴。)
Charlotteは 能力要素 + 主人公の成長、改心 がメインらしいが、そんなに成長って描かれていたか?
その他 #
最終話で行いの最中に主人公が自分の目を奪った治癒能力で治癒してタイムリープを行って、死亡した兄の友人(熊耳)を救うかどうか迷った際に、
これで熊耳さんを助けられるかもしれない
いや、違う"そんなこと"のために能力を奪ったんじゃない
これ以上、人の理を破る行為なんかしちゃいけない
という色々と違和感のあるセリフが面白かった。
おわり #
というわけで総評としては普通と感じました。
アニメは数作品しか見たことがないくらいなので、そもそもアニメという形式自体が合わないのかもしれない。
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よくあるノベルゲーム原作からのアニメ化での劣化の一因なのでは。
少ない例外として、例えば、CLANNADのアニメ版はクオリティが高く、話数も多い(2期で合計約44話)上、原作とは違った良さを感じたので、印象に残っている。 ↩︎