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なるたる(骸なる星 珠たる子) アニメ、漫画(原作)の感想

·2297 文字·5 分·
アニメ
著者
gf
目次

なるたる とは
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🔗https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%81%AA%E3%82%8B%E3%81%9F%E3%82%8B

竜骸という化け物みたいなやつとリンクした少年少女が、リンクによって得た力で世界を変えようとしたりして争いが起こる物語。

感想など
#

アニメ版と原作の両方を味わったので、各々について思ったことを書く。

アニメ版
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まず、アニメ版から見た。 たしか10数話だったはず。
あまりに中途半端、急いだ終わり方をしたので原作があるんだろうなと思った。

暗めな絵と雰囲気に惹かれたので最後まで一気に視聴した。
後数話で終わるけど大丈夫? と思っていたらそのままよくわからないまま終わってしまったので物語についての感想は特にない。

キャラは明ちゃんが好みだったぐらい。

小森の竜骸がかっけえ。

漫画版(原作)
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新装版ではない古い方。
読んでよかったと思った。

アニメ版で分からなかったこと

  • 貝塚さんがいじめで飲まされていた液体
    みみず入りだった。
    アニメ版でも、よく見れば映っている or 取り巻きが近くで土を掘っている描写から判断できる かもしれないが。

や、描かれていなかったこと

  • 完全に登場しない主要人物
  • 物語の続き
    アニメ版は原作の前半のみ
  • 貝塚さんと明ちゃんがシイナの家から帰る際の描写
    アニメ版だと二人のコミュニケーションは明ちゃんの会釈だけだが、漫画版では貝塚さんが手を挙げている。
    明ちゃんの表情も少し明るかったはず。
    アニメ版はガチで葬式だったので印象的だった。
  • その他細かい部分
    アニメ版は漫画の細かい部分を省いてほぼ丸コピーした作品であることが分かった。

が多かったので、原作を読んで正解だと思った。

絵は少女全般と絶望した顔、痛がっている顔、明ちゃんが特に良かった。
小学生時代のシイナはかわいいし、明ちゃんは常時かわいすぎる。

アニメ版より内容が詰まっており、アニメ版ではどうでもよいと思っていた文吾とさとみのペア、須藤の各々の詳細が描かれていた。
さとみ、文吾についてはアニメ版での低評価は一転して高評価に変わった。
文語との初Hや、気絶している間に裸にされたと思って慌てるシーン、ショックによる幼児退行の描写は美味しかった。
さとみのお嬢様キャラはたまらんね。 絵もきれいでかわいいし。

明ちゃんの殺人
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残念だったのは明ちゃんがなぜ父親を刺殺したのか理解できなかったこと。
アニメを見たときは なんで刺したんだろう、直前にお父さんが明ちゃんの肩に手を置くシーンがあったけど、あれってもしかして性的虐待を仄めかすものなのかな? と考えて、原作があればガッツリ明ちゃんの性的虐待を拝めるのではないかと期待したのが、原作を知る、読むきっかけだった。

しかし、原作でもこの疑問は解決しなかった。

無理やり解釈をつけるとしたら以下のようになる。
明ちゃんは🔗ニンフォマニアであり(鶴丸によると)、お父さん子だった(両親が昔のアルバムを見るシーン)。
もしかしたらお父さんを性的な対象と見ており、それに苛まれておかしくなり、他の要因も重なって耐えきれずに発狂して刺した。 とか。
まあでも腑に落ちない。

自分の読解力か見落としで理解できていないだけなのかもしれないが。

貝塚さんの最期
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アニメ版では狂った貝塚さんがシイナの父親をだた殺そうとしたようにだけ見えて、おいおい 友達じゃねえのかよ 何考えてんだこいつと思った。

アニメ版では貝塚さんはシイナとホシ丸に首を締められて殺されて、その後すぐに物語が終わってしまうが、漫画版では絞殺された後、物語の先でシイナの父親が貝塚さんに殺されそうになった際の事を語るシーンがあり、殺意を感じなかったと語っている。

これにより、貝塚さんには善意が残っていて、これ以上道を外れたくないという思いがあり死を選んだが、最期は(シイナの父親を殺そうとすることによって)唯一の親友であるシイナに殺されたかったということだと考えた。

貝塚さんはいつまでもシイナの記憶に残り続けたかったとか。

物語、テーマについての感想
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自分が抑圧されているとして、世界を変えるのか、抑圧され続けて自分が変わるのか。
みたいな感じのやつがこの作品のテーマの一つだと感じた

🔗Rewriteという作品でも似たようなことを考えさせられた。

この作品では力で世界を変えようとした人物も抑圧を受け入れることを選んだ人間も大抵バッドエンドを迎えている。

現実では相当な力(財力)がないと世界を変えることはできないと思っているので、抑圧に押しつぶされることを甘んじて受け入れるしかない。
狭い世界の話であれば環境を変える(逃げる)ことが重要だろう。
狂って自閉するか、自死という開放の選択肢もあるらしい。

物語の最後では明ちゃんやお父さん、母を亡くして希望を失ったシイナと涅さんが地球上の全てをぶっ壊してほぼ人類滅亡させて、彼らの腹に宿っていた子供二人が誕生して終了する。

これについてはよくわからなかった。
病んでいたらしい作者の好み、願望だろう。(適当)

おわり
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アニメ版はあまりおすすめしない。
原作が好きだったら見ても良いぐらい。

原作はロリコン(明ちゃん、小学生シイナ、幼児退行、幼少期さとみ)やサディスト(絶望、苦痛の表情の描写が良い)、暗いコンテンツ(殺人、いじめ、明ちゃんの手首)が好きな方におすすめだ。

明ちゃんの生理、セックス(挿入までいかなかったが)、オナニーの描写が素晴らしいことについても言及しておく必要があるだろう。

(人が変わったりしているのか多少ブレはあったが)絵が好みすぎたので、それだけでも十分満たされた。

アニメはやっぱり金がかかるので難しいですね。

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